B747SR / -200B

★ANAの747SRは2006年3月をもって全機退役しました。★



1979年に導入された747SR。 SRとは「Short Range」すなわち「短距離型」のこと。
その名の通り、747-100をベースに最大離陸重量を抑えて乗客数を増やしたタイプです。
747-400をベースに国内線向けに改造した747-400Dとコンセプトはまったく同じです。

JA8148 2004/6/27 Haneda



747SRの初号機が羽田に到着したのが1978年12月のこと。
その後「スーパージャンボ」の愛称で、長らく国内線の代表機種として活躍しました。
全17機がANAに導入されましたが、現在はその役割を777-300などに譲っています。

JA8153 2004/2/7 Haneda



写真のJA8153は2004年10月に退役しました。
747SRは(JA8157を除いて)「全日空」の大きなロゴが判別のポイントでもあります。

JA8153 2004/6/27 Haneda



JA8157は国際線仕様の747SR。
最大離陸重量やエンジンが改造され、アジア線やホノルル線、パース線などにも就航していました。
また、ほかのSRには見られない「All Nippon Airways」のロゴが入っているのも特徴です。

JA8157 2006/1/8 Haneda



ANAの747SRは退役後は部品取り用にストアされることが多く、他のエアラインで飛ぶ例はあまり見られません。
(カタール航空や日本貨物航空が導入した実績はあり。)
国内線で頻繁に運航された747SRは部品の多くが疲労しており、飛行に耐えられるものは少ないからです。

JA8157 2006/1/8 Haneda


★ANAの747-200B(旅客型)は2006年2月をもって全機退役しました。★



ANAは1980年代末、開設したばかりの国際線専用機材として747-200Bを導入しました。
現在は多くが売却あるいは改造され、その一部は日本貨物航空で貨物機として働いています。

JA8174 2005/5/3 Haneda



最後まで国内線で活躍していたJA8175は2005年10月に、僚機の8174も2006年2月に退役し、ANAの旅客型747-200Bは全滅しました。

JA8175 2005/7/26 Haneda


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