DC-10
★JALのDC-10は2005年10月をもって全機退役しました。★
1976年7月に就航したダグラスDC-10。
2005年10月に退役するまで、29年もの間国内線と国際線で活躍しました。
JA8537 2003/9/2 Haneda
JALが運航しているのは第2エンジン(串刺しエンジン)の形状が少し違うDC-10-40型。
JALのほかにはノースウエスト航空のみ運航している特殊なタイプです。
JA8538 2005/9/1 Narita
JA8541は一時期羽田-ソウル(金浦)定期チャーター便に張り付いていたこともあり、羽田でも見られるひときわ身近な機体でした。
JA8541 2004/12/5 Haneda
機材変更で羽田にやってきたJA8542。同機は2005年10月31日のDC-10のラストフライトをつとめた機でもあります。
ラストフライトは奇しくもMD-11と同じ香港-成田線でした。
JA8542 2004/7/14 Haneda
JA8542とともに、退役する最後の最後までJALに残った、JA8543。
ちなみに、国際線仕様のDC-10にはメインギアが中央に2つ多くついているのが特徴です。
JA8543 2005/9/1 Narita
写真の機体は元JA8545。
かつては皇室や要人専用の機体として使われていました(当時は政府専用機が存在しなかった)。
しかし2005年8月12日、奇しくも御巣鷹の日航ジャンボ墜落から20年の節目の日に、突然エンジンから火を噴くトラブルを起こしました。
このトラブルが退役の直接の原因となったかどうかは分かりませんが、同機はそれから数週間後に退役しました。
N853VV 2005/9/1 Narita
月刊エアライン2005年12月号掲載作品