B747-100 / 100B / 200B / 200F




1970年に導入された『初期型』ジャンボが747-100です。
晩年はリゾッチャ塗装などを身にまとって活躍していましたが、2003年までに全機退役しています。
写真は1997年11月にグアムで撮影。

JA8115 1997/11/5 Guam




747-100Bは機体構造は747-200Bでありながら、初期型の747用エンジン『JT9D-7A』を装備している異色の747。
世界でもわずか数社のみ運航しており、JALは1983年6月に導入。
国内線唯一の「2階席の短い747」として20年以上にわたり運航され続けましたが、2005年11月をもって退役となりました。

JA8164 2003/5/11 Haneda




JALは1970年に747-100型を導入してすぐ、エンジンをパワーアップした747-200Bを導入しました。
写真は1998年7月にグアムで撮った旧リゾッチャ(『SUPER RESORT EXPRESS』)。
かつて747の2階席はラウンジとして使用していたため、窓が少なかったのも当時の特徴。

JA8106 1998/7/27 Guam



写真のJA8131は1979年6月にJALに導入された747−200B。
ちなみに、サイパン線は採算が取れないとかですでに撤退しています。

JA8131 2003/8/4 Saipan



JALをはじめ多くの航空会社は、747-200Bのような古い機材の退役を進めていく方針のようです。
これは原油価格高騰の対策だけでなく、機材を統一化することでコストを抑えるという意味もあります。

JA8140 2005/9/1 Narita



国内線の応援で羽田に来ていたJA8141。
こちらも1979年に導入され、2007年3月まで活躍しました。

JA8141 2006/1/8 Haneda



2007年4月現在、現役で飛んでいる747-200Bはグループ会社の機体も含めてわずか2機です。
写真はその2機のひとつ、JA8162。
東京-ニューヨーク直行便専用機材「エグゼクティブエクスプレス」として華々しく導入されましたが、現在はリゾート路線やアジア線がメイン。

JA8162 2005/12/17 Narita




自社購入機だけでなく旅客型改造機、中古機が混在している747-200F。
JA811Jは旅客型747−300のJA812J・JA813Jと同様、リースの関係からJAレジでの登録は1997年12月となっています。

JA811J 2006/6/4 Narita



JA8161はJA8162とともに北米線直行便機材「エグゼクティブエクスプレス」として導入され、その後貨物機に改造されました。
僚機のJA8162は現在も旅客型として活躍しています。

JA8161 2005/9/1 Narita



JA8165はかつてパンアメリカン航空でN904PAとして活躍していたジャンボです。

JA8165(B747-221F) 2004/9/1 Narita



JA8180は「ポリッシュドスキン」といい、無塗装でジュラルミンの地肌を丸出しにした特殊な機体。
これにより塗料の分だけ機体の重さを軽くすることが出来るのです。
ただジュラルミンが丸出しであるため、整備にも手間がかかるとのことですが。

JA8180 2004/9/1 Narita



JA8193はかつてシンガポール航空で9V-SQOのレジを与えられ旅客型747−200Bとして活躍していました。
旅客型改造機はノーズオペレーション(ノーズを上に跳ね上げて貨物を搭載)ができないのが最大の特徴。
また旅客型時代の窓が前方に残されているのも見えます。

JA8193(B747-212F) 2005/3/18 Narita


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