Japan Air Commuter


1983年、奄美大島およびその周辺の離島の空路を維持するために当時の東亜国内航空(JASの前身)などの協力を得て設立。
1998年以降からJASの鹿児島発着路線を中心に路線が移管されました。
現在は大阪・伊丹空港と鹿児島空港を拠点に地方都市を結んでいます。
なお、同社は日本国内で国産旅客機・YS-11型機を最後まで運用していた航空会社でもあります(自衛隊・海上保安庁では現在も運用中)。

航空会社コードは3X/JAC。
コールサインは「Commuter」(コミューター)。


ボンバルディアDHC-8-Q400



現在のJACの主力機はダッシュ8の最新鋭機Q400です。
写真のJA841Cと842Cのみ旧塗装で導入されています。

JA841C 2006/3/31 Osaka(Itami)



現在JACは北は新千歳空港から南は与論空港まで就航しています。
また種子島・屋久島・喜界島・徳之島・沖永良部島に就航しているのはJACだけです。

JA842C 2006/3/31 Osaka(Itami)



Q400はA-netでも同型機が運航されていますが、A-netと同様これまでにさまざまなトラブルが報告されています。
しかしながら低騒音・低燃費との理由で現在も導入が続いています。

JA846C 2006/3/31 Osaka(Itami)


サーブ340B



ダッシュ8と並ぶもうひとつのJACの主力機はサーブ340Bです。
写真の旧塗装機にはマスコット「ルリー」が描かれています。

JA8887 2006/3/31 Osaka(Itami)



サーブ340BはJACのほかに北海道エアシステムと海上保安庁で運用されています。

JA8900 2006/3/31 Osaka(Itami)



伊丹空港RW32Rにファイナルアプローチするサーブ340B。
就航している但馬空港にちなんで、コウノトリを描いた特別塗装機もあります。

JA002C 2006/3/31 Osaka(Itami)


日本航空機製造YS-11 (全機退役済み)



1965年の就航以来、41年の長きにわたって日本の空を飛び続けてきたのが唯一の国産旅客機・YS-11です。
旧JDA(日本国内航空)や旧TAL(東亜航空)に導入され、その後TDA→JAS→JACという変遷をたどってきたものが大半です。
しかし老朽化やTCAS(衝突防止装置)が装備されていないために、2006年9月30日をもって運航終了しました。

写真はラストフライト後、各種手続きを終えて羽田にフェリーされてきたJA8768と、すでに退役し塗装も落とされた元JA8717です。
JA8717はフィリピンのアボイティズ航空に売却、籍もRP-C2677と変更されました。

JA8768 & RP-C2677 2006/10/7 Haneda


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